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宮廷
妃たちが暮らす内廷と政治や儀式などを行う外廷に分かれている。
後宮(内廷)
宮廷の奥にある、帝が私的生活をする場所。帝とその血縁、帝の妃たちが暮らしている。 男子の立ち入りは一切禁止されており、後宮の管理は女官と宦官たちによって行われている。妃、女官を合わせて二千人、宦官を加えると三千人にもなり、後宮自体が大きな町のようになっている。
四方を城壁と堀に囲まれ、 門は二重と厳重な警備が敷かれているため、侵入はもちろん脱走も不可能。
後宮は帝の血筋、世継ぎを多く残すための役割を担い、多くの妃を抱えている。 その出自は属国の姫や商家の娘など様々で、家柄や美しさ、賢さ、そして帝からの寵愛度合により、階級が分けられている。最下層の女官であっても、帝から見初められ妃になることもある。
下級妃は部屋、中級妃は棟、上級妃になると宮を与えられ、自分専用の侍女を持つこともできる。
皇后
帝の正室で、国母。後宮を束ねる役割も持ち、数多の妃や側室、侍女たちの頂点。
現帝には皇后はおらず、上級妃の玉葉妃、梨花妃が特に寵愛を受けている。
四夫人(正一品の妃(しょういっぽんのきさき) )
後宮の中でも高位の上級妃。
現在は、翡翠宮に住む貴妃:玉葉妃、水晶宮に住む賢妃:梨花妃、金剛宮に住む徳妃:里樹妃、柘榴宮に住む淑妃:阿多妃 の四人からなる。
女官(にょかん)
後宮(内廷)に勤めている女性で、掃除、洗濯などの宮中の雑事を行う。
官女と異なり資格などを有さないため、文字を読めないものも多い。
官女(かんじょ)
外廷に勤めている女性。家柄や教養もあり、登用試験を受けて合格した者のみが職に就いている。
宦官(かんがん)
皇帝、妃、女官以外で、 後宮内に入ることができる男性官吏。後宮の妃たちとの間に過ちを犯さぬように去勢され、後宮の管理業務にあたっている。宦官となると、体への肉付きがよくなり、声が高くなるなど身体的な変化が見られることもあるという。
武官・文官
外廷で働く男性官吏。軍事を司る武官と軍事以外の行政事務を司る文官に分かれている。
帝の御子
皇位継承第一位の男児は東宮と呼ばれる。 生まれた御子の性別によって、妃の地位、引いては後宮内の勢力図が変わることもある。
毒見役
帝、そして妃たちは、政敵などからその命が狙われ、食事に毒が盛られることがしばしばある。 そのため、彼らの食事に毒が含まれていないかを実際に食し、確認する役目を担うのが毒見役である。 実際に毒が盛られていた場合、食した毒によっては最悪の場合、死に至ることも。
園遊会
年に二度、宮廷の庭園で開かれる宮中行事。帝とその血縁、妃や高官たちが列席し、演武、演舞、詩歌に二胡などの出し物が執り行われる。
緑青館の三姫(さんひめ)
老舗高級妓楼・緑青館の中で最上級の妓女・梅梅、白鈴、女華の3人のこと。 一晩で一年分の給金が飛ぶと言われるほどで、高級官僚でもなかなか手を出せない、市民の憧れの的。 高級妓女は身を売るのではなく、詩歌や二胡などの芸や教養を求められる。

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