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7/5(金)ロサンゼルスにて開催の「Anime Expo 2024」イベントレポート到着!

7月4~7日、アメリカのロサンゼルスにて開催された北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo 2024」に長沼範裕監督、キャラクターデザイン・中谷友紀子さん、色彩設計・相田美里さんが登壇。『薬屋のひとりごと』としては、初の海外イベントとなりました。

会場内には、北米のファン3400人が集結。猫猫、壬氏のコスプレに身を包んだ人たちの姿も見られ、開始前から熱気に包まれていました。スクリーンに『薬屋のひとりごと』のビジュアルが投影されると、会場からは大歓声が。長沼監督たちが登壇すると、場内は拍手そしてさらなる歓声に包まれました。
北米のファンを目の前にして、長沼監督からは「『薬屋のひとりごと』では初の海外イベントなので、こうやって海外のファンの皆さんにお会いできてうれしいです。北米でこんなに愛してもらえていて、みなさんが楽しんでいる様子を直接見ることができて幸せです。」と感謝の言葉を伝え、イベントがスタートしました。

キャラクターデザインの中谷さんへ、猫猫と壬氏のデザインへのこだわりを聞くと、「猫猫は、性格的にかわいげのないキャラクターなんです。でも、みなさんに愛してもらえるように愛嬌のある顔を目指して作っていきました。壬氏は、“とにかく美人”。美人を書くのは一番難しいので、デザインが固まるまで苦労しました。」と答えると、会場からは笑い声が。

そして、色彩設計の相田さんへ『薬屋のひとりごと』での色使いへのこだわりを聞くと、「色彩設計は、キャラクターや小道具に色を決めていく仕事です。基本となる色を決めたあと、シチュエーションや時間の中で変わっていく色も決めていきます。後宮の華やかさを出しながら、観ているみなさんが物語やキャラクターに集中できるようにまとまりを出すことを意識していました。この作品ならではのポイントとしては、“キャラクターの感情”に合わせた表現をすることです。すこし不自然に見えるくらいに強い色を乗せたり、瞳の色をあえて鮮やかにしたり、逆に彩度を落として沈んだ感情を見せたりなど、細かく色の変化をつけています。」と作品の中の色使いに対するこだわりを明かしました。

アメリカでは、猫猫の強くてまっすぐなキャラクターがとても愛されているという話を受けて、猫猫が他のキャラクターと違う要素はどんなところか監督に聞くと、「猫猫の強さは生まれ持った強さではなく、自分がこれまでの人生の中で培ってきた知識で、困難に立ち向かっていくところが魅力的だと思っています。周囲に流されることのない、猫猫の正義感も他の作品と違うところだと思います。また、猫猫は毒が好きなキャラクターなので、耳をぴょこん!と出したり、目をきらきらさせたりとアニメならではの表現もたくさん入っています。耳はある意味、毒レーダーみたいなものかもしれないですね笑」と答えると、会場からは笑いと拍手があふれました。

さらにこの日はAXだけのスペシャルパフォーマンスとして、中谷さんによるライブドローイングも披露!色紙に描かれていく様子をライブカメラで見ることができるというスペシャルな体験、そしてみるみるうちに仕上がっていく猫猫に北米のファンも釘付けになりました!

最後に、会場に集まったファンと集合写真を撮り、大盛況の中イベントは終了しました!

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