アニメクリエイターやアニメファンが高知に集い、アニメシゴトやアニメに触れる交流イベント「高知アニクリ祭 2025」。メイン会場となる高知県民体育館で開催された『薬屋のひとりごと』ステージには、500名を超える観客が集まり超満員!壬氏役大塚剛央、そして小蘭役の久野美咲が登壇すると会場からは割れんばかりの拍手が起こり、開始から開場は熱狂に包まれました。
会場の雰囲気を聞かれると「すごく大勢の方に集まっていただいて、驚いてます。後ろまですごいですね!」と大塚が話すと、久野からも「すごい後ろの方までお客さんいっぱいですね~~~!」と感動。まずは高知の雰囲気を聞かれると、大塚からは「いいところですね。食べ物はおいしいし、自然豊かで。すでに満足・満喫してます!」というと、久野からも「昨日の夜来たんですが、満喫してます!昨日はカツオのたたきを食べました!こんな分厚くて、こんな大きいやつ!足バタバタさせちゃいました!」と興奮しながら話すと、大塚も「カツオも食べましたし、ウツボのから揚げ、あとイワシの稚魚のどろめも食べました!高知の食べ物すでに満喫してます。」というと会場に集まった高知のファンもうんうんと強く頷き、ステージ開始から開場内はあたたかい雰囲気に包まれました。
さらに久野から、「みなさんが待ちに待った第2クール放送翌日にこうして高知のみなさんと一緒にイベントができてうれしいです!」と大満足の笑顔で話しました。
そして、トークは作品の話へ。第1クールを終え、ふたりのもとに集まっている反響を聞かれると大塚からは「SNSの反応もそうですし、昨日公開したばかりのOP・EDの映像もすでにものすごい回数見られていて。改めて多くの方に薬屋を観ていただいているんだな、と感じています。」と話すと、久野からも「こんなに早く続きができるんだ!と、私たちも驚いています。アフレコもみなさんと一緒にできて楽しいです。」と語りました。さらにアフレコ現場の雰囲気を聞かれると、大塚からは「すごくメリハリがしっかりとしている現場で、キャストそれぞれが本当にぴったりなので、その人がしゃべり始めると一気に空気が出来上がっていくんです。」というと、久野は食い気味に「剛央くんがしゃべった瞬間に、あ!壬氏様だ!ってなるから。空気が凛とします!」としみじみと頷きながら現場の様子を伝えました。
第2期のエピソードを振り返ると、話題は新キャラクター・子翠の話に。久野からは「小蘭からすると子翠の存在はかなり大きいです。初登場した時からすでにふたりの関係が出来上がっている雰囲気だったので、うまく空気が作れるか実は心配で。けど子翠役の瀬戸(麻沙美)ちゃんとはプライベートでご飯に行くくらい仲良しなので、すぐに打ち解けた空気が作れたし、心ひらいてお芝居できたので、猫猫もあわせて3人に流れる優しい空気にはぜひ注目してほしいです。」とアピール。さらには久野の第1クールでのお気に入りの、第25話「猫猫と毛毛」で字を習い始める小蘭のシーンを見ると、久野は「小蘭は文字が読めないから、かけないから諦めるんじゃなくて、教えて欲しい!と猫猫にお願いしていて、彼女の前向きを改めて感じました。猫猫にとって唯一心を安心して開けるのが小蘭。猫猫が安心して素直になれるような雰囲気が作れるように、いつも無邪気に、心をオープンに演じています。誰に対しても、身分もあまり関係なく、フラットに接することができるところも彼女の素敵なところですよね。」と魅力も交えて話しました。
そして、大塚が印象的なエピソードとして、「第31話「選択の廟」からは後宮の隠されてきた深いところや、皇太后などの偉い人たちの生き様も描かれていて。どんどん相関図も複雑になってきていますし、このあと第2クールへ向けて大事なエピソードもすごく多いので、改めて整理しながら見てほしいです。」とアピール。さらに好きなシーンとして、35話「狩り」より玉葉妃と壬氏の猫猫の貸し借りについて話すシーンを選択。理由を聞かれると「玉葉妃と壬氏の関係性も個人的にすごく好きで、一線を踏み越えない絶妙な上品な玉葉妃のいじりがいいですよね。ディレクションでも「返して」「貸して」を立てたり、玉葉妃役の種﨑敦美さんとも一緒に録れたので、いい雰囲気になっているかなと思います。猫猫と壬氏の関係性もどんどん変化しているので今後も注目してほしいです」というと、久野からは「このふたりの関係性、本当にどきどきしちゃいます!壬氏さまがんばれ!って応援したくなっちゃう。第1話からするとかなり関係性が変わった。猫猫も最初はモノローグが多かったけど、今は思ってることをぽんって素直に言ってる。距離感が縮まってきてるよね。」と話すと会場のファンからも大きな頷きが。
そして、話題は気になる今後の展開へ。KV・PVを見た大塚は「原作を知ってる人は、ここまでやるのか!と思っていただけていると思いますが、KVの奥に映ってる景色や人物も気になりますよね…!KVに壬氏がいなかったりするので、そういうのも含めてすごく印象的です。今までの話数すべてが注目ポイントなので、ぜひ今一度見返して雰囲気のガラッと変わる第2クールを楽しんでほしいです。」と今後の展開を匂わせ。久野からは、「小蘭、猫猫、子翠の3人の関係性をぜひ見守ってほしいです。3人でいる時の猫猫がお姉ちゃんポジションで。猫猫が温かく見守ってるから、子翠と小蘭がはしゃげるんです。何を言ってもネタバレになりそうなんですが(笑)、小蘭にこのあとちょっと大変なことが起こってしまうので、温かく見守ってくれたらうれしいです。」と語りました。
最後にふたりからメッセージとして、久野「こんなにたくさんお集まりいただいてありがとうございます。高知に訪れたのは初めてなんですが、本当にいいところですね。食べ物も全部おいしいですし、みんなで高知城にも行ったんですけど、桜もすごくきれいで。こんないい時期に高知に来られてうれしかったです。こんなにたくさんの方が『薬屋のひとりごと』を見てくださってるんだな、とあらめてみなさんの薬屋愛を実感できてとても幸せな時間でした。」と伝えました。そして大塚からも「高知すごく楽しかったです。また来年もぜひ来たいので、ぜひみなさんのその熱い声を届けてもらえるとうれしいです。そして個人的なことですが、実は初めて公の場で久野さんとタメ口で話してます笑」というと、会場からは拍手が!(詳しくは『薬屋のひとりごと』公式ポッドキャストをお聞きください!)
「第2期第2クールこのあとも満足度の高い仕上がりになっていますので、一緒にこれからも楽しんでいきましょう!今日はありがとうございました!」と締め、会場は大きな拍手に包まれました。